港湾施設の点検では、目視だけでは判断できないコンクリートの異常を確認するために「打音調査」を行うことがあります。
打音調査では、点検用ハンマーなどでコンクリート表面を軽くたたき、その音の違いから内部の状態を確認します。健全な部分は澄んだ音がしますが、コンクリートが浮いていたり剥離していたりする部分は、鈍く濁った音になることがあります。
このような異常は、コンクリート内部への海水や水分の浸入によって鉄筋の腐食が進行している可能性があります。鉄筋が腐食すると膨張し、ひび割れや剥離がさらに進行するため、早期に異常を発見し、適切な補修や維持管理につなげることが重要です。
弊社では、目視点検と打音調査を組み合わせ、港湾施設の安全性を確保するため、一つひとつの構造物を丁寧に点検しています。
コンクリートの浮きや剥離とは? ~打音調査で分かること~
